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1年の重み [記事]



東日本大震災、あれから一年。
あまりに多くの犠牲を出した未曾有の天災。
被害、と一言で言うには大きすぎるものですが。

特に家族、友人、知人を失った方々の辛さは想像もつかない。
ペットの事故でも、未だ自分の傷は癒えないというのに…。
それは違うか。命に動物も人間の区別もないしな。どちらも大事だ。
それにしてもその傷の深さはどれほどのものなのか…。
被災地の方々のためにお祈りいたします。

大きな被害のひとつに、経済的なものもある。
被災地から離れた、自分の地元ですらも経済的に影響が出ている。
木材等の材料不足から、注文を取れなくなった。
仕入先と販売先が被災地で、なかなか連絡が取れなかったり。
木工関係、漁船関係、食物関係等。様々な影響が出た。

被災地だけでなく各地でこんな事もあった。
災害対策資金という、市や県からの融資保証制度。
震災の影響もあり仕事に支障が出ている企業への制度だ

そしてかねてから不況対策のために行われていた、金融円滑化法。
元金返済を一時据置し、しばらく利息だけを払うという臨時措置。
両者とも、今月で一応は終了予定の様子。
そこからいきなり返済を開始、というのも酷ではあると思う。
単に不況、というより、あまりにも良くない事が続き過ぎているからだ。

復興にも莫大過ぎる資金が必要なのだろう。
そのために様々な募金活動が行われた。
日本赤十字社へ宛てた義援金。
大きい会社では、職員から義援金を集めた所が多いのではないだろうか。

原発の事も大きな問題となった。
地元でも騒がれ、原発をやめさせるための運動まで起きた。
しかし原発廃止は、大きなエネルギーを断たれる形になる。
そんなに簡単な問題でもないのではないか。

芸能人の方々も、独自の募金や支援ライブ等を行った。
パフォーマーさんも、募金のためにパフォーマンスを行ったりしていた。
被害が凄まじいため、足りるという事はないだろう。残念ながら…。
多くの方の救いになった事だけは間違いない。

自分の友人も被災地へボランティアに行った。
その場所を一目見て愕然としたそうだ。
あまりの被害の凄まじさに…。
復興支援のため、瓦礫の撤去作業などを中心に行ったそうだ。
ただ、そんな中、昔のように土手を花で一杯にしようと。
そういった運動をされている方もいらしたようだ。
その方たちのために、友人たちは一言メッセージを書いた。
大勢の方のメッセージと共に、花の種をその方たちに送ったのだそうだ。
花で埋め尽くされる時は近いのだろうか。

各地でも、災害に対する危機感は高まった。
それは悪い事ではないと思う。生活に支障が出ると困るが…。
少しでもそういった危機感によって、今後できる限り被害を抑えられれば。
天災、だけは防げない。地球にはかなわない。
それでも、今できる事をやれれば。
建物の耐震に対する取り組み。避難訓練。避難地の確保。
無駄になることはないだろう、と思う。

この震災については、誰しも簡単に忘れる事はないだろう。
せめてできる限りの事は各自でしていきたいものです。
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